梅雨の時期になると、頭痛に悩まされる人もいますよね。
ただでさえ雨が降って気分が憂鬱になりやすいのに、頭痛までしたら本当に気が滅入ってしまいます。
そもそも、どうして梅雨時期になると頭痛がするのでしょうか?
また、頭痛にどう対処していけばいいのか考えていきます。
目次
梅雨の頭痛の原因は?気圧によるってほんと?
梅雨になると頭痛になるという人の場合、天気が影響している可能性があります。
梅雨時は、雨が降る前に低気圧になりやすくなります。
頭痛は、気圧が5〜10hPa程度変動することによって誘発されやすくなると言われており、雨がよく降る梅雨時には、頭痛がおきやすくなってしまうのです。
なぜ気圧が下がると頭痛になってしまうのかというと、気圧が低くなって、脳の血管をおさえていた圧力も下がるために血管が広がってしまうからです。
血管が拡張をすることで炎症がおこり、それが頭痛を引き起こしているのです。
また、気圧変化以外にも、頭痛を引き起こしやすいとされる原因があります。
- 気圧変動
- 前日からの気温差が大きい
- 湿度が上昇する
こうして考えると、梅雨は、頭痛を起こしやすい環境であることがわかりますね。
頭痛の種類
ちなみに、頭痛の種類によっては、気圧の変化が原因ではないものもあります。
種類によっては、何らかの病気の症状としておこっている場合もありますので、頭痛がいつもとは違うと感じた場合はすぐに医者にみてもらうのがいいですね。
ここでは、いろいろある頭痛の種類について参考までにご紹介します。
頭痛には、大きく分けて3つの種類があります。
偏頭痛
特徴としては、ズキズキとした痛みを伴います。
動くと痛みは悪化する傾向にあるそうです。
梅雨時期以外にも原因となるのが、ストレスや疲労、寝すぎ・寝不足といった不規則な睡眠、台風時期の低気圧といった天候の変化、女性の場合は生理周期などが原因に。
5〜10月に増える傾向があります。
梅雨時になると頭痛になる、という人は、偏頭痛である可能性がありますね。
緊張型頭痛
頭全体が締めつけられるような痛みが持続するのが特徴。
体を動かすと少し楽になったりします。
精神的なストレスや、長時間同じ姿勢がつづくといった身体的ストレスが原因に。
群発頭痛
「目がえぐられるような激しい痛み」を伴い、必ず頭の片側が痛くなるようです。
痛くてじっとしていられないほど。

いずれの場合も、自分で症状を判断しないで、
気になったらすぐお医者さんに行くのが大切です
頭痛への対処法は?予防と対策
では、一体頭痛になったらどう対処していけばいいのでしょうか?
ここでは、梅雨時になると痛くなるタイプの偏頭痛への対処について考えていきます。

頭痛のタイプが違った場合、逆効果になることもあるから注意が必要だよ
痛む部分を冷やす
冷やすことで血管を収縮させるので、痛みをやわらげる効果が期待できます。
痛む部分を圧迫する
圧迫することでも血管収縮が期待でき、痛みをやわらげてくれます。
寝る
睡眠をとると偏頭痛は改善される傾向にあります。
コーヒーや緑茶などカフェインをとる
カフェインには、血管を収縮させる働きがあるために、偏頭痛の人には効果がある場合があります。
痛み初めた時に、コーヒーなどを飲むといいですね。
飲みすぎには注意です。

ただし、頭痛の原因が、実は偏頭痛ではなく緊張型頭痛だった場合、逆効果になるので注意しよう。
緊張型頭痛は、頭周辺の筋肉が緊張しているから、血管収縮がおこると更に頭痛が悪化する可能性があるよ。
暗い静かな場所で横になる
偏頭痛の場合、動くと痛みが増すので、なるべく安静にしておくことがポイントです。

もしも頭痛の原因が偏頭痛ではなく緊張型頭痛だった場合は、軽く体を動かして、ほぐした方が楽になることもあるので、注意しよう。
鎮痛薬を飲む
どうしてもつらい時は、鎮痛薬を飲むのがおすすめです。
もし飲むのであれば、できるだけ痛み始めたら早めに飲むのがポイントです。
痛くなりすぎてから薬を飲むと、結果的に薬の量が増えてしまうこともあるそうですよ。
偏頭痛予防には
また、偏頭痛になりやすい体質の人は、予防を心がけることも大切です。
特に梅雨時期など気圧変化が大きい時期だけでも、 規則正しい生活を心がけ、ストレスを上手に発散 しながら偏頭痛を予防していけるといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
梅雨になると、雨だけでも気分が憂鬱なのに、頭痛なんてなるべく避けたいですよね。
薬を使わずに対処できる方法もあるので、試してみてはいかがでしょうか?