暑中見舞いって、そもそも喪中でも出していいのでしょうか?
また、喪中の時に暑中見舞いをもらったら、返事を書いてもいいのでしょうか?
喪中の人に書く暑中見舞いでこれだけは気をつけたい「出す時期」や「書き方」について紹介しています。
目次
暑中見舞いって喪中でも出していい?
暑中見舞いは、そもそも喪中でも出していいのでしょうか?
結論からいうと、 喪中でも暑中見舞いを出してもOKです。
もちろん、誰かから暑中見舞いを受け取ったら、返事を書いてもOKです。
暑中見舞いというのは、「季節のお見舞い」という位置付けなので、年賀状のように「新年の喜びを祝う」といったものではありません。
喪中の人には、年賀状ではなく「寒中見舞い」を出したりしますが、この寒中見舞いも、暑中見舞いと同じく「季節のお見舞い」という位置付けなので、喪中の人に対しても出すことができます。
ただし、そうはいっても、喪中の人の場合は、気をつけるべきポイントがありますので、次の内容をチェックしてから出すようにしましょう。
大きくわけて、気をつけるべき点はこの3点です。
- 暑中見舞いを出す時期
- 暑中見舞いの文面
- 暑中見舞いの絵柄
1)喪中の人に出す暑中見舞いの時期
出す時期については、少なくとも「四十九日」があけてからにしましょう。ご不幸があった日の四十九日以降に出すのがのぞましいでしょう。
また、四十九日以降が8月中旬以降になるようであれば、「残暑見舞い」となりますので注意が必要です。
さらに9月に入ってしまうようであれば、その年の暑中見舞いや残暑見舞いは出さなくてもいいと思います。
相手の方の心情に寄り添うようにできるといいですよね。
2)喪中の人への暑中見舞いの文面
喪中の方へ送る暑中見舞いであれば、相手の心情を考慮した文面にすることが必要です。
体調などを崩していないか、気遣うなどの配慮があるといいと思います。
また、自分の近況を報告する際にも、あまりにも楽しく遊んだ思い出などを話すよりも、もう少し日常を穏やかに過ごしているシーンの報告をした方がいいでしょう。
さらに、 喪中の人への暑中見舞いの中で、自分の結婚や出産の報告など、めでたい話をのせるのはやめておきましょう。
3)喪中の暑中見舞いの絵柄
喪中の人に出す暑中見舞いであれば、図柄にも少しだけ配慮しましょう。
あまりにも華やかな絵柄などは避けた方が無難です。
にぎやかな絵柄ではなく、落ち着いた雰囲気の絵柄や無地にすることを心がけましょう。喪中の時の暑中見舞いの文例は?
では、喪中の時はどのような暑中見舞いの文面にしたらいいでしょうか?
自分が喪中の時、相手が喪中の時それぞれについて、簡単な文例を紹介しますので、参考にしてください。
また、時期によっては、「残暑見舞い」になりますので、ご注意ください。
(参考)→暑中見舞いの時期と意味は?残暑見舞いやお中元との違いは
自分が喪中で、相手が自分の喪中を知らない時の文例
自分が喪中で、相手に自分の近況報告と暑中見舞いをかねて行う文面です。
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
私ごとではございますが、去る○月に○○が他界いたしました。
生前のご厚情に厚くお礼申し上げるとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。
○○年 盛夏
ちなみに、 故人と面識がなければ、あえて伝えない場合もあります。
その場合は、通常の暑中見舞いと同じような内容で送りましょう。
自分が喪中で、相手が自分の喪中を知っている時の文例
相手がお通夜に参列された場合の文例はこちら。
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
故○○の葬儀の際には、お忙しい中ご参列(お通夜は参列、葬儀は会葬)いただきましたこと、謹んでお礼申し上げます。
無事、四十九日を終え、今は家族支えあいながら心穏やかに過ごしております。
これから更に暑さが厳しくなってきますが、お体に気をつけお過ごしください。
○○年 盛夏
相手が葬儀などに来てくれた場合にはお礼をかき、またできれば心配をさせないように、近況などを綴っておくといいですね。
相手が喪中の時の文例
暑中お見舞い申し上げます
○○さんがご逝去されて、ご家族の皆様のお気持ちをお察しいたします。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、○○さんのご冥福をお祈り申し上げます。
これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。
○○年 盛夏
簡単でシンプルな内容とするのがいいでしょう。
まとめ
以上、いかがでしたか?
暑中見舞いを喪中に出していいのか、気になりますよね。
そんな時は、喪中といっても四十九日が終わっているのかどうか、また出す暑中見舞いの文面や絵柄を考慮した上で、相手を気遣う内容のものが出せるといいですね。
文例も参考にしながら、書いてみてください。