ダニがやってくる季節がきますね・・・。
この時期を乗り切っていくためにも、「ダニはそもそもどんな環境で繁殖するのか」といった繁殖条件をおさえ、それを作り出さないことが大切です。
また、繁殖時期とダニ被害にあう時期が異なることを理解し、適切な時期に対処できるように注意していきましょう。
ダニの繁殖条件は、コレが整うことだった!
綺麗にしているつもりでも、ダニというのは本当にどこにでも生息しています。
人がいる場所には、食べ物やホコリ、快適な温度や湿度が揃っていますから、どんなに清潔を保ってもダニをゼロにすることはできません。
ですが、最小限にする工夫はしていく必要があります。
アレルギーなどの原因にもなるダニは、加速度的に繁殖してしまうからです。
ダニというのは2週間で成虫になります。
生まれたばかりのダニも、2週間すると卵をうむようになるということです。
本当に恐ろしいですが、ダニが30匹いたとしたら、10週間後には約1万匹にも増えることになります。
ダニを増やさないようにするためには、ダニが好む環境をつくらないようにすることが大切です。
ダニが好むのは、次のような環境とされています。
- 高温多湿であること
- ダニの好きな食べ物があること
- 潜伏する場所があること
それぞれについて、少し補足したいと思います。
1.高温多湿であること
ダニは、温度が20~30℃くらい、湿度が60~80%くらいの環境が好きなようです。
これはまさに、梅雨から夏にかけての日本の環境で、ダニはこの時期に爆発的に増えることになります。
「除湿機」を利用してみるのもいいと思います。
また、結露がひどいようであれば、結露した箇所も放置せず、すぐにふきとる努力が必要です。
2.ダニの好きな食べ物があること
ダニの好物は、「カビ」や「食品クズ」、「ホコリの中の人やペットのフケやアカ」などです。
これらは、通常に人が生活している空間には落ちています。
枕カバーをあまり洗濯しないような人の場合、枕元にフケが落ちたりして、ダニの餌になってしまいます。
こまめに掃除機で掃除をしましょう。
さらに、枕カバーや布団カバーをこまめに洗濯して清潔に保つことも重要になってきます。
3.潜伏する場所があること
ダニは、フケやアカがついている布団が大好きです。
その他、じゅうたんやカーテン、布製品のソファなどにも住んでいます。
さらに、結露が発生する窓の付近や、家具と壁の隙間などにも潜伏していると言われています。
布団をなくすことはできませんが、例えば、布製のソファを革にしてみたり、布製のチェアを木製にかえたりすることはできるかもしれません。
ただし、布製品をなくすよりも、掃除の方が効果が高く、掃除機があればできますので、掃除をする方がおすすめです。
また、ダニを通さない素材のシーツやカバーというのも市販されていますから、ダニ被害にお困りでしたら試してみてもいいかもしれません。
ダニが繁殖する時期はいつ?
実は、 「ダニが繁殖する時期」 と、 「ダニによる被害が大きくなる時期」 というのは同じではないって知っていましたか?
[char no="2" char="w-taji"]うわ〜・・・そんなこと、考えたこともなかった![/char]
そうなんです。
実は、ダニの繁殖期が訪れた後しばらくして、ダニによる被害が目に見えるようになってくるのです。
つまり、ダニ対策をするなら、この「ダニが繁殖する時期」に集中的に行っていくことが大切になってきますよね。
ダニが繁殖する時期
ダニが繁殖を始めるのは、毎年だいたい 5月から と言われています。
5月くらいから気温も高くなり、ダニにとっても快適な環境が作られ始めるからです。
そして、およそ 7月くらいまでピーク は続きます。
いわゆる「梅雨」という時期が、もっともダニを繁殖させやすい時期であると言えますね。
この時期に、適切な「乾燥、換気」を行い、週に1回程度シーツを交換し、部屋の掃除を行うことによって、ダニの繁殖をおさえることができれば、ダニの被害にあわずにすむかもしれませんね。
ダニによる被害が増える時期
ダニによる被害が出てくるのは、およそ 7月〜10月 くらいになります。
その期間のうちでも、はじめのうちは「ダニに噛まれてかゆい」といった被害が増えてきます。
さらに後半にかけては、「ダニアレルギー」に苦しむことが増えてくる時期になります。
こうした被害が出る前の5月くらいから、寝室や寝具の乾燥と掃除に気を使うことが重要になってきます。
もしも、ダニが繁殖してしまい、被害が出てしまった場合は、「熱」や「乾燥」を加えることによってダニを死滅させていく必要が出てきてしまいます。
(関連記事)ダニが死滅する温度は?こんな方法がおすすめ!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
恐ろしいほどの繁殖力をもつダニですが、なんとか増えてしまう前に手をうちたいところです。
そのためには、多少面倒かもしれませんが、こまめな掃除や乾燥がポイントになってきそうですね。