暮らしと生活

羽毛布団のダニ対策!洗濯できる?乾燥機はどうする?

羽毛布団ダニ

羽毛布団のダニ対策ってどうしたらいいか迷ったことありませんか?

 

梅雨の時期など、ダニ被害で困っている人、ダニを繁殖させないために頑張っている人にとっても気になりますよね。

 

そもそも羽毛布団って、洗濯していいのでしょうか?

また、乾燥機にはかけてもいいのでしょうか。

今回は、気になる羽毛布団のダニ対策について紹介していきたいと思います。

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羽毛布団のダニ対策

寒い冬の間、かなり長期に渡ってお世話になってしまう羽毛布団。

軽くてぬくぬく暖かくて、もう手放せませんよね。

気がつけば、もう何ヶ月も、もしかしたら何年もそのまま使っているけど・・・ダニはどうなってるんでしょう。

そんな羽毛布団とダニの関係ですが、実は「羽毛布団からはダニが発生することはない」と言われていることを知っていますか?

羽毛布団にはダニが発生しない?

羽毛布団メーカーさんによると、その言い分はこういうことのようです。

 

羽毛布団メーカーの言い分
羽毛布団からは、ダニや虫が湧くということはない。

→ 羽毛の原料は、 洗浄と熱乾燥処理等によりゴミ除去や殺菌が徹底 されており、害虫及び臭いやカビのもととなる雑菌を死滅させるため、清潔で安心。

外から羽毛布団の中にダニが侵入することもない。

→ 側生地は中からの羽毛吹き出しを防ぐ つぶし加工 を施しているために、 ダニが生地を通り抜けることができない構造 になってる。(ただし側生地の表面にはダニは生息可能)

という理由により、羽毛布団からはダニは発生しないという言い分のようです。

 

 

はてな

それって、ほんとかな〜?

ダニって、どこにでも生息してそうなのに、ほんとに羽毛布団の中にはいないのかなぁ・・・

 

ただし、注意したいポイント2つ

布団メーカーさんが言うには、羽毛布団からはダニが発生しないということでしたが、ここには実は注意ポイントが2つあると思っています。

  1. 側生地につぶし加工がされていても、経年劣化などで生地が弱りダニが侵入できる可能性がある。
  2. つぶし加工がされた新しい羽毛布団でも、側生地の表面にダニは生息できる。

もし、お持ちの羽毛布団が長年愛用されてきたものであったり、もしくは今までガンガン洗濯機で回したりしてきたとしたら、生地が経年劣化をしている可能性はあります。

 

その場合は、中から羽毛も出てきたり、もちろんダニも中に侵入することもありえます。

もし、小さな針穴でも開いてしまうと、そこから様々な物が通過できるようになってしまうので、これは避けたいところです。

例えば、羽毛布団の側生地に刺繍なんてするのは絶対NGですね。

 

さらに、どんなに新しい布団でも、側生地の表面にはダニは生息しているのです。

そのためにはやはり、定期的なダニ対策が必要だと言えるでしょう。

 

そっか

それに毎晩、私たちがかく汗でも、羽毛布団が汚れたり湿気を含んだりしているはず。やっぱりケアは必要ね!

 

この時、新しめの羽毛布団なら、側生地に穴などは開いていないでしょうから「表面のダニ」を退治していけば問題ないことになります。

そのためには、こまめなカバーの洗濯交換、さらに表面を「掃除機で吸い取る」ことが大切です。

羽毛布団の表面にいるダニ対策はこうしよう!
  • こまめにシーツを洗濯交換する。(週1回程度が理想)
  • シーツ交換の際、表面を掃除機で吸い取る。(これによりアレルギーのもとになるダニの死骸やフンを除去できる)

 

さて問題は、「羽毛布団の中にいるかもしれないダニ」の対策です。

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羽毛布団って洗っていいの?

羽毛布団の中にダニがいるかも?と思ったとして、それを綺麗にするために、羽毛布団って洗っていいんでしょうか?

結論としては、「羽毛布団は洗っても大丈夫」ですが、大きな問題点が2つあります。

 

(問題点その1)そもそも、水洗いでダニは死滅しない。

これは、かなり大きな問題です。

 

 ダニは、水につけても死滅しないのです。 

勘違いしている人もいますが、水洗いをしたからといってダニがいなくなるかというと、そうではありません。

 

では、羽毛布団の水洗いは全くダメかというと、そうではなく、日常の利用でついた汗などによる汚れを落とすことができます。

そのために、水洗いをすることには意味がありますが、ダニ対策として洗っても意味がないでしょう。

 

(問題点その2)水洗いによって、生地が傷む恐れがある。

水洗いをすることは、それなりに羽毛布団に負担をかけることになるので、慎重な取り扱いをお勧めします。

 

というのも、羽毛布団は、羽毛が通りぬけできないように潰し加工がされていましたね。

これによって、空気以外は通り抜けできないような状態に保たれているわけです。

 

そんな繊細な羽毛布団の側生地ですから、水洗いの際は、よく気をつけないと側生地を傷めてしまう可能性があるのです。

もし既に小さな穴が開いてしまっているとしても、これ以上の劣化は防ぎたいところ。

また、側生地がシルク素材なら水洗いはしない方がいいです。

 

できることであれば、 クリーニング屋さんに出してお願いするのが間違いない でしょう。

 

では、普段行うといい羽毛布団のダニ対策はどんなものがあるのでしょうか。

羽毛布団を乾燥機にかけるのは?

 実は、ダニというのは、水ではなく「熱」に弱いのです。 

 

ダニは、だいたい50度以上の高温になると死滅すると言われています。

そのため、羽毛布団のダニ対策をするなら、ふとん乾燥機にかけるのも有効です。

 

ただし、羽毛は熱によって傷みやすいので、あまり高温でかけない方がいいようです。

心配であれば、羽毛布団を直接乾燥するのではなく、間にタオルケットなどをはさんでかけるといいでしょう。

 

コインランドリーの乾燥機にかける場合には、大きめのドラムのものを選び、30分くらいずつ様子をみながら行うといいと思います。

 

羽毛布団を日に干すとダニ退治できる?

羽毛布団干す

ところで、羽毛布団は、日に干したらダニ退治できるのでしょうか?

 

答えは、「ダニ退治は期待できない上に、羽毛に良くないので避けたほうがいい」ということになります。

 

というのも、ダニというのは、そもそも布団を干しても熱くない部分へ逃げていくので意味がありません。

さらに言うと、羽毛布団を直接日にあてるのは、劣化を招きますので、できれば風通しのよい場所に陰干し、またはカバーをかけたまま30分程度を目安に日にあててみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

ダニが気になる季節に、なんでも洗って乾燥させればいいというものでもないんですね。

羽毛布団は、とても便利で気持ちがいいですが、それを長続きさせるためにも取り扱いには気をつけていきたいですね。

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