暮らしと生活

紙おむつを洗濯した時の対処法は?ポリマーどうする?排水溝は?

うっかりオムツを他の衣類と一緒に洗濯してしまった時はどうしたらいいでしょうか?

 

洗濯機から衣類を出した時に、ゼリー状のポリマーが無数にこびりついているのを見たら、誰でも呆然とするものですよね。

 

でも大丈夫です。

簡単な対処法で、衣類も洗濯機も今まで通り使うことができるようになりますよ。

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紙おむつを洗濯しちゃった時の対処法は?衣類は大丈夫?

紙おむつを他の衣類と一緒に洗濯してしまった時は、慌てずに以下のように対処していきましょう。

しっかりと対処すれば、衣類も洗濯機もまた利用できるので安心してくださいね。

衣類に付着した時の対処法

1)濡れた状態の衣類をよくはたいてポリマーを落とす。または、ブラシ等を使ってポリマーをよく取り除く。

2)衣類を干すなどして乾燥させても、まだポリマーが残っている場合は、再度ブラシ等で落とすか、よくはたいて落とす。

3)うまく落ちなかったり、どうしてもポリマーが気になる場合は、再度洗濯する。(水洗いでOK)

 

何度か洗い直しても取れないものがあれば、乾かしてからカーペットとかを掃除するコロコロで取ったり、掃除機で吸ってもポリマー粉を取り除くことが可能です。

洗濯槽内部に付着した時の対処法

洗濯槽の内部にも、ゼリー状のポリマーがポロポロと残っている状態だと思います。

この場合は、以下の要領で綺麗にしていきます。

1)「くず取りネット」に溜まったゴミをよく取り除く。

2)槽内部に残っているポリマーは、ティッシュペーパー等でよく拭き取る。

3)そのまま、洗濯物を入れずに「槽洗浄コース」で、洗濯機を回す。汚れが気になる場合は、何度か回すと効果的。

 

基本的には、上記の流れで衣類も洗濯槽も綺麗になりますが、いくつか注意点があるので、以下の内容もチェックしておきましょう。

紙おむつを洗濯しちゃった時は塩で洗うといいって、ほんと?

紙おむつを衣類と一緒に洗濯してしまった時、ポリマーを取り除くには、塩を入れて洗濯すると溶けて無くなると聞いたことがあるかもしれません。

 

 ですが結論として、塩を入れる必要はありません。 

 

というのは、以下のような理由からです。

塩を入れなくていい理由

1)吸水ポリマーは、微量の塩分で小さくならないため

2)塩を入れても、ポリマーが溶けて無くなったりしないため

ひとつひとつ、説明していきましょう。

 

1)吸水ポリマーは、微量の塩分で小さくならない

まず、ポリマーというのは、少しの塩で小さくなることはありません。

 

というのも、そもそも赤ちゃんの排泄物には、微量の塩分が含まれています。

この塩分を含んだ排泄物にポリマーが触れた時、水分を吸水して膨れることはあっても、小さくなることはありません。

つまり、少量の塩を入れて洗濯したところで吸水ポリマーを小さくすることはできず、ほとんど投入する意味がないのです。

 

だからといって、大量の塩を入れるのも逆効果なのでやめておきましょう。

塩をいれすぎて、逆にベタベタになってしまったり、洗濯槽のサビの原因になることもあるので注意が必要です。

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2)塩を入れても、ポリマーは溶けて無くならない

次に、ポリマーは、塩で溶けて無くなることはありません。

 

そもそも、オムツに入っている吸水ポリマー(高分子吸水体)というのは、水を吸って膨らむとゼリー状になりますが、水を吐き出すと元の「粉」状に戻るようになっています。

ポリマーの水分がなくなると、元の粉状になり目立たなくなるかもしれませんが、これは粉になっただけで、溶けて無くなったわけではないのです。

 

これらの理由から、もし紙おむつを洗濯してしまった場合でも、塩を入れて洗う必要はないと言えるでしょう。

オムツのポリマーを食べたら健康被害がでる?

次に気になるのは、オムツのポリマーによって健康被害がないのか?という点ではないでしょうか。

 

もともと、オムツというのは、赤ちゃんが通常に利用していても、肌に触れるものであり、もし触れても問題がない成分でつくられています。

ですので、オムツから出たポリマー(高分子吸収体)や、パルプ、不織布は、肌に直接触れても害はありません。

 

では、もしオムツのポリマーをうっかり赤ちゃんが口にしてしまった時はどうなのでしょうか?

 

結論からいうと、洗濯物に残った微量のポリマーを舐めた程度では大きな問題はありません。

 

そもそも洗濯の段階で、よく払ったりすることで、オムツの吸収性ポリマーは相当量が衣類から取り除かれています。

その状態で気がつかない程度の微量のポリマーを、うっかり赤ちゃんが舐めてしまっても、それによって窒息してしまうような事態にはなりません。

また、もし微量のポリマーを食べて飲み込んでしまったとしても、ポリマーは消化されずにそのまま排泄されます。

 

もしもポリマーを大量に誤飲してしまった場合は、喉に詰まったり、窒息などの危険につながる可能性もありますが、洗濯物に少量ついたものを舐めてしまっても、喉につまるほどの量ではないでしょう。

それでも心配な場合は、医師にオムツ製品を持参して相談するのがいいかもしれませんね。

紙おむつを洗濯した時、排水溝はつまらない?

次に、もし紙おむつを洗濯してしまった場合、排水溝は大丈夫なのでしょうか?

 

稀にですが、オムツの吸水ポリマーで排水溝が詰まる場合があるようです。

排水溝が詰まらないためにも、洗濯槽に残っている吸水ポリマーと、ゴミ取りネット内のポリマーは、よく取り除きましょう。

 

さらに、洗濯物を入れずに高水位で洗いを回してみて、排水と脱水が正常にできるか確認しましょう。

この時、もし排水が詰まって溢れるといけないので、そばで様子を確認してくださいね。

すすぎを何回か試してみて、通常に流れていけば排水に問題はありません。

 

念のため、数日間は、排水が詰まらないか様子を気にかけておくといいと思います。

もし排水できない場合は、排水溝を掃除するなど、なんらかの対処が必要です。

排水溝を掃除してみても上手に流れない場合は、洗濯機側に問題があることも考えられます。

その場合は、修理が必要な場合もあるでしょう。保証書などを確認し、メーカーに問い合わせてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

実はオムツを洗濯してしまった経験のある人は意外と多いものです。

洗濯機を開けた瞬間のショックは相当なものですが、落ち着いて対処すれば衣類も洗濯機も使い続けることが可能です。

ただでさえ育児は忙しいので、面倒な手間がこれ以上増えないように、ぜひ、どうしてオムツが洗濯機に入ってしまったのか原因を探ってみて、今後は同じことをしないようにしたいものですね。

 

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